過去ログ - 真姫「西木野☆星空クリニック」凛「リターンズ!」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/12/21(日) 01:54:35.45 ID:0Hec0nXVo
真姫「…って、言っておいたはずなのに」
真姫「もう30分も遅刻してるじゃなーいっ!バカ…」
「ま、真姫ちゃーんっ…!」
真姫「あ、花陽の声…。もう花陽!遅刻はダメだって…げっ」
花陽「ご、ごめんなさい…!でも緊張して、全然寝られなくて…」
真姫「それはいいけど…、その荷物はなに?」
花陽「え?これ?えっと…、練習のために使ういろんな器具とか…あとは教本がたっぷり…」
真姫「そんなのいらないわよ!」
花陽「ふぇぇぇっ!!?そ、そうなの!?でもアイドル専攻の授業では色んな練習の仕方を教本で…」
真姫「あなたはそのアイドル専攻のやり方が嫌になって逃げ出したんでしょ!どうして今更それに従おうとするのよ!」
花陽「あ、そっか…。えっと、じゃあ何するの?」
真姫「簡単なことよ。今あなたが登ってきた階段、これをひたすらに往復するの!」
花陽「えっ…。そ、そんなことでいいの…?」
真姫「いいのよ。まずは基礎的な体力を身につけることからアイドルというものは始まるの!さぁ、動きやすい服装に着替えたら早速やってみるわよ!」
花陽「うん…」
真姫「返事が小さい!もっと元気よく!アイドルだったら笑顔で!」
花陽「う、うんっ!!」
階段ダッシュ中…
花陽「はぁっ…、はぁっ…!」
真姫「ふっ、ふっ…!さぁ花陽!ラスト5往復!」
花陽「もう、ダメぇ…。足が動かないよぉ…」
真姫「何弱音吐いてるのよ!こんなの初歩の初歩!体力作りには欠かせないことなんだから!」
花陽「でもぉ…」
真姫「でもじゃない!アイドル専攻だったら今のであなた失格なのよ!見捨てられないだけよしと思って、さぁ、立って!ゆっくりでもいいから!」
花陽「う、うんっ…」
花陽「ひぃっ…、ひぃっ…!!」
真姫「いける!いけるわよ花陽!あと数歩!あと数歩歩けばオッケーだから!」
花陽「ふひぃぃっ…、はひぃぃぃぃっ…」
真姫「ファイトーっ!!ラブリーかよちーんっ!!レッツゴー!!」
花陽「ごひゅっ…、くひゅぅぅっ…」
花陽「つ、ついた…。やっと…終わり…。ふへぇぇ…」バタリッ
真姫「あぁっ…。倒れちゃったわ…」
真姫「…思ってたより運動不足みたいね。いつもの花陽と同じ運動量じゃこの子にはちょっと辛いのかも…」
真姫「っと、その前に、水を取りに行きましょう」
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