15: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:04:48.47 ID:Z9sL29R4o
そんな偉大な焼き魚定食も私の胃袋の前には為す術もなく、ただ栄養となるべく破れていった。
「ふー、お腹いっぱいです」
「そうですね〜、それじゃあ、音無さんのお家に行きましょうか〜」
16: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:06:55.35 ID:Z9sL29R4o
そこから、電車に乗って、私の家の最寄り駅まで大体40分。
ずっと握った手はしっとりと汗ばむ。
駅から歩いておよそ10分。私の家に到着する。一人暮らしなので掃除は適当し放題。
17: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:07:25.13 ID:Z9sL29R4o
「改めて、お邪魔します〜」
「どうぞ〜」
「あれ、意外と綺麗にしてるじゃないですか〜」
18: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:07:59.63 ID:Z9sL29R4o
「一応、男の人を上げても恥ずかしくないようにしてるんですよ?ただ纏まった家事をする時間が無いだけなので」
「そ、そうだったんですね〜」
「……上げる人なんて居ませんけどね、どーせ」
19: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:08:29.73 ID:Z9sL29R4o
「そう言えばあずささん」
「はい?」
「着替えとかってありましたっけ?」
20: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:09:20.92 ID:Z9sL29R4o
まぁ、不思議と嫌な気分ではないんだけどね。
暫く二人で談笑をしていると、お風呂のお知らせ音が鳴る。お風呂が沸いたようだ。
「お先どうぞ、あずささん」
21: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:09:49.59 ID:Z9sL29R4o
予想外のお誘いにビックリしてあずささんの方に向き直る。
「ダメですか?まだまだ話し足りないですし〜」
あ、な、なんだ。そう言う事か。そうよね、同性だからそうよね……。
22: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:10:58.99 ID:Z9sL29R4o
なんて馬鹿な事をやってないで早くお風呂に入っちゃいましょう。
あずささんには先に湯船に浸かってもらって、私が先にシャワーを浴びる。
「そう言えばあずささん」
23: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:11:54.28 ID:Z9sL29R4o
意外。あずささんがノンシリコンのシャンプーを使った事が無いなんて。
「シャンプーって意外と馬鹿にならない出費じゃないですか〜、だからなるべく安いのを買うって癖がついてて……」
「あはは、分かりますよそれ。一人暮らしだとついついその辺り不精しちゃうんですよね〜」
24: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:13:31.64 ID:Z9sL29R4o
「あ、あら〜、これがノンシリコンの……凄いですねぇ、音無さん」
「買ったのは良いんですけど、使いすぎると勿体ない気がして」
「なるほど〜、あ、ちなみにこれおいくらでした?」
25: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:14:29.79 ID:Z9sL29R4o
「あはは、あずささんに使って頂けるなら全然構いませんよ」
「わ、私はなんてことを言ったのかしら……すみません、音無さん。高いものを使わせて頂いてしまって」
「勧めたのは私ですから、気にしないでください」
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