6: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:51:40.64 ID:Z9sL29R4o
思わず手を止めてあずささんの方に向いてしまう。
「って……あずささんに任せたら良くないですよね……」
アイドルに洗濯掃除を任せてしまうのは……ちょっと、良くないわよね……。
7: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:52:14.07 ID:Z9sL29R4o
「でも、音無さんと一緒に暮らせるなら、私も迷わず事務所に行けますね〜」
あっ、そう言う……。
「そ、そうですね……はぁ」
8: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:53:54.92 ID:Z9sL29R4o
「あらあら、怒らせちゃったかしら」
怒っては、いないんですけどね。まぁ、仕事の続きをしないとみんな困っちゃいますし、仕事に戻りましょう。
そこからあずささんと世間話を交えながら、およそ6時間。
9: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:54:31.43 ID:Z9sL29R4o
お二人が帰ってきて少し賑やかになってくるけど、私はもうお仕事終わりなのよね。
「じゃあ、私はお仕事終わったので今日は帰りますね、あ、そうだ。アイドルのみんなは直帰ですか?」
「ええ、アイドルの皆はもう帰しました。と言う訳で音無さん。良かったらご飯でも如何ですか?」
10: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:55:25.95 ID:Z9sL29R4o
「それに、プロデューサー殿……ご飯の前に、まだ仕事が終わってないんじゃないんですか?」
「うっ……ば、ばれたか……。」
どうやら、仕事を先延ばしにしたかったみたい。なんだ、そう言う事じゃないのね。と思っていたら。
11: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:55:55.23 ID:Z9sL29R4o
「わ、私まだ帰る支度出来てないですよ!」
「あ、それは、ごめんなさい……じゃあお待ちしてますね〜♪」
程なく、私の支度も終わってあずささんと連れ添って事務所を出る。
12: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:56:51.94 ID:Z9sL29R4o
お店に入ると、顔なじみの小川さんが奥の席に案内してくれた。
早速お酒を頼もう……!と思ったら、あずささんが制止してくる。
「今日はお酒はめっ、ですよ?」
13: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 18:58:13.88 ID:Z9sL29R4o
「今日は音無さんのお家に抜き打ちでお泊まりです♪」
「え?えええ!?」
「ダメでしょうか?」
14: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:03:57.16 ID:Z9sL29R4o
なんて考えてるといつの間にか目の前にご飯が来ていて、一旦考えるのを中断する。
今日は焼き魚定食。あずささんは煮魚だ。
居酒屋だから乾杯の音頭もちらほらと聞こえてくる中、私たちは晩ご飯を食べる。
15: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:04:48.47 ID:Z9sL29R4o
そんな偉大な焼き魚定食も私の胃袋の前には為す術もなく、ただ栄養となるべく破れていった。
「ふー、お腹いっぱいです」
「そうですね〜、それじゃあ、音無さんのお家に行きましょうか〜」
16: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/11/02(日) 19:06:55.35 ID:Z9sL29R4o
そこから、電車に乗って、私の家の最寄り駅まで大体40分。
ずっと握った手はしっとりと汗ばむ。
駅から歩いておよそ10分。私の家に到着する。一人暮らしなので掃除は適当し放題。
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