過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/02/01(日) 20:29:19.29 ID:pWickg4a0
僧侶「ふ、ふざけないでください!!」
傭兵「ふざけてなんていねえよ。俺は大真面目さ」
傭兵「お嬢ちゃんたち二人で旅なんて続けてみ? まず間違いなく途中で死ぬぜ?」
傭兵「お嬢ちゃんたちはもうそれを実感しているんじゃねえか? だからあんな必死に仲間を探しているんだろう?」
僧侶「そ、それは……」
傭兵「それに断言してやる。この機会を逃したらお嬢ちゃんたちに仲間が出来る機会なんて二度と来ねえ。世の中そんな甘いもんじゃねえんだぜ? お嬢ちゃん」
僧侶「う…く…」
傭兵「どうする? 俺の腕は確かだぜ? いくつもの戦場を渡り切ってきた実績がある。百戦錬磨って奴だ。お嬢ちゃんが条件を飲んでくれれば、俺は間違いなくお嬢ちゃんたちを守り抜いてみせる」
僧侶「あ、う…す、少し考えさせて」
傭兵「駄目だ。今結論を出すんだ。この機会を逃したら俺はもう町を出るぜ」
僧侶「そんな……」
傭兵「よぉ〜く考えてみな。悪い条件じゃねえだろう。お嬢ちゃんがその体を差し出すだけで、お嬢ちゃんとあのお仲間の女の子の命は保障されるんだ」
傭兵「それに俺も別に変な性癖を持ってるってわけじゃねえ。お嬢ちゃんを抱くは抱くが、痛いことしたり妙ぉ〜な抱き方したりはしねえよ」
傭兵「な? お互い良いことしかない契約じゃねえか」
僧侶「はぁ〜…! はぁ〜…!」
僧侶(いや、そんな、そんなの、でも、私たち二人だけじゃ、きっと、死ぬ。私も、戦士も、死んじゃう)
僧侶(何も為せないまま、どことも知れぬ場所で、きっと、魔物に食い殺される)
僧侶(それはいや、いや、いや……!)
傭兵「あと二十秒で決めろ」
僧侶「ひっ」
傭兵「二十、十九、十八……」
僧侶「あ、わ、は、わ」
傭兵「十、九、八、七!!」
僧侶「は、う、わ、わかり、ました……!」
傭兵「ん〜? なんて?」
僧侶「わかり、ました……」ポロ…
僧侶「私の体を好きにしていいから……私たちを助けてください……」ポロ…ポロ…
傭兵「オ〜ケェ〜〜契約成立だな。んじゃ、早速宿に行こうぜ。部屋はとってあるからよ」
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