過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:18:26.26 ID:AszI6XDJ0
勇者「王宮騎士団んんん?」

武道家「ああ、戦士は元々そこに所属していたのだとさ」

勇者「いやいや、騎士団に女の子が入れるなんて聞いたことねーぞ。なんぼ剣の腕が立とうが門前払いだろ普通」

武道家「つまり特例なわけだ。戦士は幼少の頃からお前の父親に師事していたらしくてな、入団が許されたのはお前の父親の推薦があればこそ、とのことらしい」

武道家「ともすれば世襲や家の繋がり等で入団してくる男共もいる中、純粋な剣の腕だけで入団を認められた。戦士のあのプライドの高さはその辺りから来ているのかもしれんな」

勇者「いやいやマジかよちょっと待てよ。えー? 幻滅だわ。我が親父ながら幻滅だわ」

武道家「んん?」

勇者「いやだって親父に女の子の弟子がいたなんて俺知らねーよ? 何人か弟子っぽい奴ら居たけど、女の子なんて見たことねーもん」

勇者「つまりそれはあれだろ? 他の弟子達とは別に個人的に指導してたってことだろ? 息子の目にも届かないところで個別レッスンしてたっちゅーことだろ?」

勇者「絶対なんかよこしまな気持ち持ってましたわ……ロリコン確定ですわあのクソ親父……」

武道家「お前それ戦士の前で絶対言うなよ……殺されるぞ」

勇者「ところでお前それ全部僧侶ちゃんから聞いた話だよね? 人が必死こいて剣振ってる間に何ちゃっかり仲良くなっとんじゃああああああ!!!!」

武道家「夕食がてらに談笑しただけだ。えーい揺らすな」ガックンガックン




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