過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
1- 20
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:21:51.02 ID:AszI6XDJ0
第一の町より南西の森深く―――『精霊の祠』前。

勇者「ここかー。何つーか、THE・洞窟って感じだな」

武道家「ここからでは奥まで見通せんな。かなり深いようだ」

戦士「見える範囲では剣を振るのに支障はないくらいの広さはあるが……」

僧侶「元々自然にあった洞窟なんでしょうか?」

勇者「元はそうだったんだろうね。一から穴掘るのなんてすげー大変だし。ただ、奥に神殿が建造されている以上、中はかなり人の手が入っているはずだ」

 勇者は少し洞窟の中に入り、辺りを見回す。

勇者「うん…やっぱり。上の方に、等間隔でランタンがかけてある。火種は……生きてるな。順次火を灯しながら進めば、視界にはそう苦労しなさそうだ」

 そう言いながら勇者は荷物から松明を取り出し、火を灯す。
 まだ日の光が十分入ってくるため視界は良好だが、試しにランタンに松明を近づけた。
 ランタンに火がともるのを確認し、勇者は皆の方を振り返る。

勇者「それじゃ、行ってみよう」

 勇者の言葉を合図に、戦士と武道家が率先して進み、その後に勇者、僧侶と続く。
 僧侶は不思議そうな目で勇者の背中を見つめていた。

僧侶(勇者様……今、どうやって松明に火をつけたんだろう?)




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/896.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice