過去ログ - ドラえもん のび太の時間逆説
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11: ◆s0yIzPtngH9q[saga]
2014/11/04(火) 20:17:02.68 ID:qs0RcewUO
私の部屋の窓は、ベランダから屋根続きになっていて、歩いてくることができる。しかし、道幅は狭く、少しつまづいたら真っ逆さま。

家の柵のトゲトゲに刺さって死ぬだろう。

私は落ち着いて、本棚から漬物石、もといジャポニカ百科事典を取り出し、何者かに向けて振り被る。

突き落とす前に顔でも見てやろうと、カーテンを開けると、ーー窓に張り付いていたのはパパだった。

「パパのラジカセ、ここにあったのか。」

「危うくパパを殺すところだったのよ。冗談じゃない。何をしているの。」

「年頃の娘が、部屋に鍵かけて閉じ籠るんだ。心配しないはずがないよ。」

ごめんなさい。が出てこなかった。なんとなく後ろめたかったのだ。また、こうだ。

すぐに周りが見えなくなる。自分だって心配させられたら怒るくせに、人には心配をかける。私って本当にグズだな。


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