過去ログ - 吹雪青葉古鷹「「「……邪魔」」」提督「っ!?」
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383: ◆UeZ8dRl.OE[saga]
2014/12/01(月) 22:47:01.32 ID:6disF1780
 ドア越しに、彼女は聞いていた。
 帽子越しに、彼女は見ていた。
 焦らなかった。疑いもしなかった。

 ――ただ、笑うだけだった。




「アレ? 古鷹、帽子は?」

「帽子なら部屋にちゃんと大事に置いてあるよ」

「何で急に被るのやめたのさ」

「この眼が、証拠だから」

「証拠?」

「うん、提督が私を愛してくれてる証拠。この眼を綺麗って言ってくれた提督の気持ちは、絶対に嘘じゃないもん」

「――古鷹は、好きって言わなくていいの?」

「言葉にしなくったって、提督に私の気持ちは届いてるから大丈夫だよ、加古」

「……そっか」




 綺麗なモノを見ることに抵抗を感じる者は、少ないはずだ。
 彼女から提督へ贈られたそれは、彼の私室の壁に飾られた。



 執務室が彼の寝室も兼ねるようになったのは、その直後のことだ。


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