過去ログ - 吹雪青葉古鷹「「「……邪魔」」」提督「っ!?」
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488: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2014/12/12(金) 15:21:29.12 ID:O7UVGGF60
 待ってはいけなかった。行動を起こさなければいけなかった。

 だが、頭の片隅に残っていた共に過ごし笑い合った記憶が、幾度となくその決心を鈍らせた。

 派閥など無かったあの日を、歓迎会で騒いだ夜を、彼女達は忘れられなかった。

 一人、また一人と心を蝕まれていく中、それでも願わずにはいられなかったのだ、過ぎ去りし日の“日常”が再び訪れるのを。




「――様子見をしていたお前達も、そろそろ出てきたらどうだ?」

「……吹雪、止めてくれて、ありがと」

「青葉の顔、ちゃんと見たの久しぶりかも」

「コレ、現実だよね?」

「現実だよ、多分」

「そこで多分を付けないで下さい、話がややこしくなります」

「他の者達はどこだ?」

「比較的正気保ってる人が、暴れそうな人、拘束してる」

「幸い、戦艦とか空母の皆は結構正気保ってたからね」

「でも、かなり抵抗されて皆ボロボロ」

「――いいの? 三人はコレで」

「……いい」

「また一緒にバカやりたかったけど、もう無理だもん」

「悪い夢はさ、ずっと見てたくないじゃん?」

「悪い夢、か。ならば覚ましてやるのが優しさというものだな」

「解体の儀始めるのに、どのぐらい時間かかるの?」

「……今からだと、一時間といったところです」

「なら、それまで見張ってないと。武蔵さん、この三人お願い。アタシは他を見てくる」

「あぁ、任せておけ」




 気絶している三人に、語りかける妹達。

 その言葉のどこにも恨みや怒りが無かったのは、彼女達もまた、姉を心の底から大事に思っていたからに他ならない。


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