過去ログ - 小説的なやつ
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/05(水) 20:47:45.10 ID:7XpzpOnTO

「あなたも色々と失敗してるんだね」

「君はどうなの……。
君の叶わなかった夢はなに……」

彼女は深く沈黙した。
僕は訊いたことを後悔した。

「花が咲いたら」

「え……」

「夢の花が咲いたら、教えるよ」

 彼女の口から零れた泡のような言葉に、僕はゆっくりとした首肯を返した。
そして小さな蕾に目を向けた。

僕の部屋に彼女がいる日常は、僕にとってかけがえのない日々だった。
こんな日々がずっと続けばいいのにと淡く思っていた。



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