過去ログ - 小説的なやつ
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/05(水) 20:59:39.50 ID:7XpzpOnTO

そして私はあなたに会った。

あなたへの言葉は、私への言葉。
私はあなたを鏡として見ていた。
けれど、あなたは私よりも純粋で優しくて勇気のある人だと知った。
臆病で弱いのは私だった。
真面目な顔で嘘を言っていた。
結局、私はあなたの作り笑いと同様のことをしていた。
ううん、もっと酷いね。

夢の花の種を手に入れたのがいつなのか、どこなのか、はっきりと覚えていない。
きっと家族が壊れて茫然としている時期だった。
私はこの花の存在をすっかり忘れてたけれど、ふと思い出して種をまいてみたの。
すぐに芽吹き、瞬く間に大きくなった。
栄養分がよかったのかもね。
私は夢の花が咲く前から私の叶わなかった一番大切な夢が何なのか見当がついてた。

『幸せな家族が続くこと』
『幸せな生活が続くこと』
このどちらかに違いないと思ってた。

夢の花が咲いた。

叶わなかった夢が直感的に理解できた。
私の叶わなかった一番の夢。



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