25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/05(水) 21:08:24.97 ID:7XpzpOnTO
『あなたと共に過ごす日々が続くこと』
いつの間にかあなたの存在は、私の中で大きくなっていたみたい。
そして、あなたが私のそばにいることは叶わない夢だった。
それも当然。
あなたの知る私は本当の私ではないのだから。
名前さえもデタラメ。
存在しない人間。
あなたの告白を受け入れる資格もない。
叶うわけがなかった。
私は家族とともに父の実家に引っ越すことになりました。
前々から決まっていたけれど言えなかった。
重ね重ねごめんなさい。
今までの償いにはならないけれど、夢の花の種をあなたにあげる。
私が育てたのは薄紫色の種だったけれど、あなたにあげるのはオレンジ色の種。
要らないだろうけれど、花についての簡単な注意書きも残しておくから、大事に育ててね。
あなたと私の別れが生んだ花が、想像さえ超えた美しさを見せてくれて、私はとても幸せな気持ちだよ。
さようなら。
もう会わないね。
追伸:鍵はポストに入れておきました。
花火を見に行けなくてごめんなさい」
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