過去ログ - 小説的なやつ
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/05(水) 20:19:53.07 ID:7XpzpOnTO

「最近、暗いね」

「そう……」

「うん、それに最近避けてるよね、私のこと。
前は臆病なくせに馴れなれしかったのに」

「そんなことない」

「あるでしょ……」

「そんなことは――」

僕はそこで口ごもってしまう。

いつの間にか僕は、彼女に対して軽口を叩こうとしてもできなくなっていた。

「彼と会話しているのをあなたが見てからだよね。
あの時、気づかないふりして立ち去ったでしょ……」

「そんなことしてない」

「あなたは嘘が下手だよね。すぐに分かっちゃうもの」



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