過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」
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369: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/11/09(日) 21:52:41.68 ID:8eL6Vk77O
強くなりたいと願うからこそ――自分にはあのレベルは無理だろうと、心のどこかから聞こえてくる諦めの声。

相反する気持ちによる板挟み。抜け出せない泥沼。

堂々巡りに陥りかけた思考を、自分のすぐ隣から聞こえた、何か軽い物が床に落ちる音が中断させた。


「いや失礼」


振り向くと、アレクサンドラ監督が身を屈めて空の紙コップを拾っていた。

どうやら取り落としてしまったらしい。


「大丈夫ですか?」

「ちょっと、ね。心配はいらない」


彼女がこのようなドジするのは珍しい。

ネリーの対局を見ても、そこまで同様するような展開があるようには思えない。

何か――彼女を震わせるようなものがあったのだろうか。


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