過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」
1- 20
892: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2014/11/14(金) 13:13:15.40 ID:dfwe/WMxO
「なぁ、わかってる? 京太郎は一人しかいないんだぞ?」


爽の言葉の意味は、考えるまでもない。

遠回しに『まだ諦めないのか』と告げられた由暉子と成香だが、その顔は納得とは程遠い。


「あの二人は姉と弟です。結ばれるなんて、ありえません」

「そ、そうですよ! アレはただの、スキンシップで――」


二人が認められないのは、その壁があるからだ。

踏み外せない最後の一線。

常識という名のブレーキが、揺杏と京太郎にはある筈なのだ。


「でも、あの二人――血、繋がってないじゃん」


しかし、そのブレーキも。

揺杏には意味をなさず。

そして――


「そう、ですか……」

「……」


どうやら、そのブレーキがかかっていたのは。

この二人も、同じだったらしい。


頷きもせず、否定もせず。

ただ無表情で、成香と由暉子は部屋から出て行った。


「……もしかして、マズった?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/224.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice