過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」
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◆fUP.t6E/JbsR
[saga]
2014/11/16(日) 12:48:55.32 ID:l98X3+FsO
11月13日。
それは姉の誕生日であり、京太郎がすっぽかした日である。
「ん……よっと」
竹井家は少し複雑な事情があり、それだけに姉弟の仲も――
「……なに、してんの?」
「湯たんぽ」
もぞもぞと遠慮なく布団に入ってきた姉に思考を中断される。
両腕を胸に回し、脚はカニばさみでがっちりホールド。
湯たんぽ、との言葉通り互いの体温がダイレクトに伝わる状態どある。
「ね、姉ちゃん、寝づらいんだけど」
そして薄手の寝巻きである以上、伝わるものは体温だけではない。
健全な青少年であることを自負する京太郎には、この状況は耐え難い。
「今日一日。言うこと聞くんでしょ?」
対して姉はどこ吹く風。
時刻は00:10。
屁理屈っぽいが――確かに、姉を拒む権利は今の京太郎にはない。
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