過去ログ - 幼女魔王N「人型のしもべを手に入れて甘えたい」淫魔法少女「皆死ね」
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◆tHMiOqNMgmiR
[saga sage]
2015/07/11(土) 01:06:00.55 ID:f2dKfsjwo
謎の狐耳 「……言っておくが」
謎の狐耳 「あの子から過去を切り離したことで、僕があの子への興味をなくすことを期待しても、無駄だよ」
淫魔幼女 「…………」
謎の狐耳 「正直、僕は君のような弱い生き物の顔は見分けもつかなかったし、守ってやるのも嫌だったが」
謎の狐耳 「お姉さまの忘れ形見ということでしかたなく守ることにしたあの子のおかげで、考えは変わった」
謎の狐耳 「あの子は突き抜けて弱く、ちっぽけな生き物だった」
謎の狐耳 「はじめは鼻で笑っていた僕だったが、みじめに生きる彼女をしだいに愛おしく思えるようになった」
謎の狐耳 「新鮮だったのだろうね。僕はあの子の間逆に立つ生き物だから」
謎の狐耳 「つまり、手放す気はない」
淫魔幼女 「…………」
謎の狐耳 「……現状でもかなり距離をとっていると思うけどなあ。あの子は僕のことを知らないはずだ」
謎の狐耳 「僕に見守られていることも、僕の結界にあの子の世界が守られていることも」
淫魔幼女 「そのせいで、あの子は歪んでしまったと言っている」
淫魔幼女 「莫大な金に外敵を遠ざける結界。何の努力もなしに最低限生きていける環境をあなたが与え続けるから」
淫魔幼女 「他人とまともに話すことすら出来ないことをはじめ、一個の生き物として欠陥が多くなってしまった」
謎の狐耳 「心外だね」
淫魔幼女 「分厚い殻の中で成長しすぎた雛なのだ」
淫魔幼女 「餌のとりかたはおろか、鳴きかたも知らず、羽根は錆びた針金のように醜く折れ曲がってしまった」
淫魔幼女 「守られていれば安全だろう。しかし、いつまでもそれでは駄目だ」
謎の狐耳 「…………」
謎の狐耳 「それの何がいけないんだい?」
淫魔幼女 「…………」
謎の狐耳 「ひとりでふらふら飛んでいくことがない。管理しやすいじゃないか」
謎の狐耳 「前も言っただろう。あの子が生きていることが大事なんだ」
淫魔幼女 「…………」
淫魔幼女 「強い生き物だと。ふざけるな」
淫魔幼女 「だったらあなたこそ、弱者ではないか」
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