19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/08(土) 21:12:02.31 ID:VTRo6hkco
「だー、やめだやめ!なんだよこの口調、だいたい僕なんて言ったこともない!」
静寂を打ち消すように軍人さんが突然叫び出します
やっぱり無理して喋ってたみたいです。だって、最初に手を差し出してくれた時と全然違います
お話しませんか?なんて誘い方をする軍人さんの言葉を思い出すとつい笑ってしまいました
「何が最近の流行だ、やってられんな。お嬢ちゃん、タバコいいか?」
「え?はぁ、私は構いませんけど」
「女の子の前で吸うなんてありえません!」
「えー、タバコきらーい!」
「火は魔法で点けますか?」
「……さいてー」
「うるせー、こいつがなきゃやってられん。お前らに煙吹きかけてやろうか」
さっきまでの沈黙が嘘だったかのように賑やかになります
目の前で繰り広げられる和やかな喧嘩、その様子を見て私は軍人さんの人柄が少しわかったような気がします
本当はちょっと粗暴な口調、真剣に話すときの横顔、妖精さんたちとの仲のよさそうな会話
それらを見て、この人はきっといい人なんだと思いました
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