過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 22:59:24.14 ID:sQ4l+FLzo
肩で私の髪を引っ張る妖精さんを横目見ます

軍人さんの言う通り不思議な存在は、こうして私の近くにもいるようです

楽しそうに笑うのは構いませんがそろそろ髪が痛いです


「迎えを待たずに帰ろうとしたことを後悔してるのか?」


「そりゃあ、そうですよ。そのせいで私は……」


そこまで言って私は口を閉ざします

言わなくても伝わったようで、先を促すようなことは言われません


「とにかく、私はここから離れられないんです」


私の気持ちは変わりません、今日軍人さんと話したおかげで

より一層決心できたような気がします


軍人さんの表情が少し柔らかくなります、まるで私を諭してくれた時のように



「ここから離れられないってのは、嘘だな」




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