過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
1- 20
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:07:34.57 ID:sQ4l+FLzo

「それなら、離れたくないって言い換えれば納得してもらえますか?」


「いいや、それも君の本心じゃない」


軍人さんの指摘はまるでそうだと決めつけているようで、私にはとても不快に思えました

私の事を真剣に考えて言ってくれているのは分かります

だからって、この言葉を認めるわけにはいきません


「どうしてそんなことが、言えるんですか。私の気持ちがわかるって言うんですか」


軍人さんの言葉を認めるということは、私の後悔が嘘だということ

あの日の出来事を私が軽んじているということに変わりありません



「毎年、居もしない人間を迎えに行く父の気持ちがわかるって言うんですか」



あの日の事を一番後悔しているのはきっと私の父です


もしも自分がもっと早く迎えに行っていれば、そう考えているからこそ


毎年のように私を迎えに来て、その面影を追ってしまうんです



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
95Res/69.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice