過去ログ - 久「咲、髪を梳いて」 -SS速報VIP

過去ログ - 久「咲、髪を梳いて」

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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:23:31.24 ID:sH+cvKXn0
咲（わたし、好き……だったのかな。部長のこと)

咲(……ううん。まだ現在進行形だよね）

手の中にある櫛をくるくると回しながら見つめていた咲はぎゅっと握ると、

以下略

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:26:35.54 ID:sH+cvKXn0
試合を見に来ていた久と皆が語り合っている。

その輪の中から一歩離れた所で、咲は久を見つめていた。

久は自身で髪を結んでいだ。

以下略

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:27:53.21 ID:sH+cvKXn0
試合後、バッグに入った櫛を見つめていた咲は

背後に久が立っていることにすぐには気がつけなかった。

捨てると決めた櫛なのに、試合も終わったというのに今だ捨てられずにいる。

以下略

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:29:28.25 ID:sH+cvKXn0
外へと出て、ベンチのある所まで歩き久はようやく咲の腕を離した。

少し息の上がった咲は、自身の腕を離した後そのまま立っているだけの久を不審に思い見上げて息を呑む。

静かに、ただ静かに久は涙を流していた。

以下略

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:30:46.70 ID:sH+cvKXn0
濡れた久の頬に触れると、ぴくりと肩が揺れて彼女の腕がゆっくりと持ち上がる。

それに気がつかないまま溢れ出る涙を掬い取った瞬間、強く抱きしめられた。

久「咲……、咲……」

以下略

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:32:19.25 ID:sH+cvKXn0
久「ねぇ咲、また髪を梳いてくれない？」

尋ねてくる久に、答えに詰まってしまう。

もう大学生なのだからもうそんな事をする意味なんてないでしょう？

以下略

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:33:38.61 ID:sH+cvKXn0
思う存分抱き合った後、ベンチに腰かけた久の後ろに立った咲が

自身のバッグより馴染みの櫛を取り出す。

実に一年ぶりの久の髪の手入れだ。

以下略

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/07(金) 13:34:44.70 ID:sH+cvKXn0
からんだ髪を一つ一つ丁寧に解きながら咲は「好きです」と囁く。

久「私もよ、咲」

咲「はい……」

以下略

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/07(金) 13:37:02.48 ID:OqiDzsFCO
乙すばらな久咲だった

22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/07(金) 13:38:56.26 ID:5+S1ZTozo
追いついたら終わってた

23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/07(金) 13:42:37.86 ID:NqoT2YAxO
乙乙

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