46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/07(金) 18:23:46.74 ID:Ez/UEZyn0
でも……そこに辿り着くのは“偶然”じゃあダメなんだ
何千、何万という扉を開けた末に
これ以上は現状が打破できないと困窮した果てに
辿り着かなければ意味がないのだ
一人、二人の人間が偶然に『扉』を開けたって
それは誰にも理解されることはない
その他大勢の人間が開けてきた扉に見向きもせずに
素晴らしいものだって、直感だけを信じてそこに立ったのだから
理解してもらおうと見所がある人間を連れ込んだって同じだ
二人が三人になっただけ。所詮は全人類分の三でしかない
だから、『扉』は閉じなければならない
いつかの日にか、全てとは言わない、大多数の人間が
この扉の前に辿り着くまでは、これは閉じられているべきなのだ
ただの人間に過分な力はその身を亡ぼす
その存在があるだけでいい。それを知っている人間がいるだけでいい
扉とは、そういうものなのだ
俺は自分の『扉』を閉じた時と同じように、弘世菫の『扉』を閉じた
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