過去ログ - 提督「瑞鳳、瑞鶴……いつか……また…」
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243:名無しNIPPER
2014/12/24(水) 22:00:45.97 ID:0+m6rUZPO
……………………

提督「以上だ。これが私の知りうる限りの君達艦娘と深海棲艦の真実だ」

陽炎「……………」

瑞鶴「私達って………嘘…」

瑞鳳「…………………」

提督「お前達のを建造したのは紛れもなくこの私だ。つまりだ…」

提督「私がお前達の人格を破壊し虚偽の記憶を差し替えたんだ。本当ならばもっと楽しい人生が待っていたかもしれないお前達の人生を奪い、壊し、この苛烈な絶望しかない人生に塗り替えた極悪人なのだよ」

提督「お前達に赦して欲しいなどとは考えていない。何なら殺してくれても構わない。いや、少しでも気が晴れるのならば殺して欲しい」

瑞鶴「ねぇ、提督さん。『私』って偽物なの…?今生きている私は『私』ではないの…?」

瑞鶴「今『私』が感じている提督さんへの想いも偽物なの…?この提督さんへの愛も偽物なの…?ねぇ、提督さん……………」

提督「お前の過去は私がこの手で確かに壊してしまった。しかし、瑞鶴。君の瑞鶴として生きてきた経験や想いは間違い無く君のものだ」

瑞鶴「…………ホント?」

提督「ああ。本当だ。それだけは誓って言おう」

瑞鶴「………うん…!」

瑞鳳「本当なら、憎むべきことなのかもしれない。だけどね、提督」

瑞鳳「貴方を愛してしまった。だから私は提督、貴方を怨む事が出来ないの」

瑞鳳「それにね、提督。私は艦娘にならなければ提督と出会うことは絶対に無かった。だから、艦娘であることに感謝もしてる。貴方と出会えただけで本当に私は幸せだから…」

提督「いいのか?私は過去を壊した重罪人だぞ?」

瑞鳳「提督が悪いわけじゃないじゃない。それに提督だってこの事を知らなかったんだよね?だったらしょうがないよ」

陽炎「私達は身寄りのない孤児だったんでしょ?だとしたら野垂れ死んでた可能性の方が高いわね。なのに今は艦娘になったお陰で、私は美味しいご飯を食べて、お布団で寝て、ちゃんと服を着て、優しい仲間と出会って、そして司令に恋をした。少し大変な人生かもしれないけど、今だって十分幸せだわ」


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