92: ◆92Irv0u8fjnQ[saga]
2014/12/13(土) 14:12:47.53 ID:9h+FQn8U0
ペニーワース「…白夜お坊ちゃま、コーヒーが入りました」
十神「この香りは…ルアックか?」
ペニーワース「はい、十神白夜の門出にふさわしい最高級の一杯でございます」
十神「門出だと?まさか希望が峰学園のことを言っているのか?」」
十神「馬鹿馬鹿しい。たかが学校を変えるだけだろう」
十神「…だが、お前がルアック・コーヒーを入れる時は決まって特別な時だったな」
ペニーワース「はい、お坊ちゃまは大変コーヒーがお好きでいらっしゃいます」
ペニーワース「ですが、その中でも最高級のこのコーヒーは、十神家の力を持ってしても手に入れるのは難しく、お坊ちゃまに最もふさわしい格を持つコーヒーといえます」
ペニーワース「ですから私は、この一杯をお坊ちゃまにとって特別な時に入れるようにしているのです」
ペニーワース「私は…白夜お坊ちゃまが希望が峰学園で何か大きなものを手にするような気がしてなりません」
十神「俺は十神白夜だ。世界を手にするのは必然だ」
ペニーワース「そういうことではなく…いえ、これ以上は蛇足ですな」
十神「お前の言っていることは理解できん」
ペニーワース「白夜お坊ちゃまはいずれ十神家の全てを継ぐことになります」
ペニーワース「そしてそれをきっかけに十神家はこれまでよりもさらに大きな存在となるでしょう」
ペニーワース「お坊ちゃまはそのための何かを希望が峰学園でつかむ…だからこそこれはその大切な門出になると思うのです」
十神「ふん、いい加減なことを言うな。今更俺が学校ごときで得るものなどない」
ペニーワース「私のような執事にはお坊ちゃまの進む覇道について推し量ることはできません」
ペニーワース「ですがお産まれになった頃からお仕えしてきた白夜お坊ちゃまのことはわかります…」
十神「お前がなんと言おうと、俺の進む道は変わらん」
ペニーワース「…はい、それでこそ白夜お坊ちゃまです」
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