57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:46:15.27 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「さてと、猫達があなたと話したそうにしてるわよ」
男「え?」
ばあさま「あれ。さすがにあんなにじっと見られたら、その指輪がなくても気付くわよ」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:47:29.96 ID:8dEwV6H4o
ボス猫「ん? やっと来たかい」
男「うん、ごめんね、おまたせ」
ボス猫「アタシらもさ、ばあさんが死んでから寂しかったんだよ。だから今日はたっぷり話し相手になってもらうからね」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:48:52.59 ID:8dEwV6H4o
ばあさま「ご飯の時間よー」
男「え? あ! もうこんな時間! 長い時間おじゃましてすみませんでした! 今おいとましますね!」
ばあさま「でも、あなたの分のご飯も作っちゃったわよ?」
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2014/11/09(日) 11:50:20.69 ID:8dEwV6H4o
男「ふぅ、ごちそうさまでした。美味しかったです、ありがとうございます」
ばあさま「お粗末さま、こっちこそありがとうね、楽しかったわ。年末年始ぐらいしか子どもたちも帰ってこないし、ずっと1人での食事だったから」
使い猫「男さま、男さま」
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:51:19.34 ID:8dEwV6H4o
男「さて、そろそろおいとましますね」
ばあさま「あら、泊まっていってもいいのよ?」
男「いえ、明日は朝から予定が入っていまして」
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2014/11/09(日) 11:52:29.21 ID:8dEwV6H4o
使い猫「男さま、お送りいたします」
男「え? 道憶えてるから、別にいいよ」
使い猫「そう言わないで下さい、私も男さまとお話がしたいのです」
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:53:35.51 ID:8dEwV6H4o
使い猫「今日は本当にありがとうございました」
男「いやいや、そんなに大したことは…」
使い猫「…おばあさまが亡くなった時、ボスは建前上、気丈に振舞っていましたが、それでも1匹になると悲しそうにしていましたから」
64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:57:00.77 ID:8dEwV6H4o
―――
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男「よーっし、これで家具類は設置完了かな? あ、今日はありがとうございました」
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 11:58:22.42 ID:8dEwV6H4o
男「ただいまー」
女友「おかえりー」
シロ(子猫)「おかえりっ、おかえりっ、抱っこ、抱っこ」
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2014/11/09(日) 11:59:41.71 ID:8dEwV6H4o
―車中―
男「ふと、疑問に思ったんだけど」
女友「ん?」
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2014/11/09(日) 12:00:43.01 ID:8dEwV6H4o
男「ここから2人の人生が始まるんだな」
女友「うん」
シロ「…」ペシペシ
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