過去ログ - FALLOUT3 the chalice war PART2
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27: ◆Y/GtLSGILk[saga]
2014/11/17(月) 22:02:06.08 ID:W0w4wdnJ0
アサシン『っぐぅうう___。』
ダーツはアサシンの脚へと直撃し、彼の動きを少しばかり鈍らせた。毒が彼に効いているのだ。
だがそれでもアサシンの猛攻は続く。
二手 三手 四手     ________
その剣戟は遅くなってもやはり脅威に他ならず、ワンダラーの身体を幾つも切り裂いた。
それは彼の五体を重傷させ、戦闘維持不可能な状態に持ち込めるものだった。

ワンダラー『うぁぁぁあああ______。』悲痛とともに、”樹皮”のような皮膚と”アダマンチウム”製の骨で補強された腕で防御するも_____。
血は多く、流れ続ける。もはや攻撃できずただ終わるのみ___。しかしアサシンは油断してはいなかった。

アサシン『やはり、何をしてくるかまるで予想がつかぬ....。お主と戦うものは私と同じようなことを思うだろうよ。いや実に面妖な戦士であるな...。
     だが死ぬ前にこれだけは見せておきたい、我が秘技をな_______!!!』

そう言うとアサシンは一瞬何か”構え”を取り、それから”技”の名を叫んだ_____。


           
            

                      アサシン『_______秘剣_______燕返し_______!!!!!!』





その技は彼が生涯で唯一斬り掛かった一羽の”燕”を落とすための技術(スキル)
どう刀を振っても擦りもしない燕を斬るためだけに生み出した”魔法”に匹敵する必殺技。
_____いわば同時に一つの刀で”三回”斬るという妙技。
_____一の太刀で牽制し
_____二の太刀で相手を斬り
_____三の太刀で逃げ道を無くす
まさに”蟻地獄”のような魔剣であった。
もはやワンダラーの防御も意味をなさず、そのまま腕とともに両断されていたハズ_____。



が。


           カキン        キン     カン

金属音が走る______。


アサシンの目前には”ブリキの棺桶” ”T-45bパワーアーマー"を着用し
剣を盾も無く”防御”した男が佇んでいた_____。

血まみれになりながらも。
脚や腕がまともに動いているのかどうかも分からないというのに。
回避不可能防御不可能の一撃を”耐えきった”のだ。

そして_______放浪者もまた必殺の技術(スキル)を唱えた_______。

ワンダラー『______V.A........V. A. T. S._____________!!!!!!』

(Paralyzing Palm)

(成功)その拳は、ある意味”燕返し”と同じものなのかもしれない。
当たったら絶対に相手は”死ぬ”_____。
カンフーの”裏拳”のようなそれは、ある程度の技術とPIPBOYのV.A.T.S.とが組み合わさってできた”致命の一撃”。
________相手を”30秒”きっかり”麻痺”させる必殺拳________。

アサシンは地にその身を委ねた_____。

相手が”燕返し”で死ねば何も起こらなかったかもしれない_____。
動きが鈍らず、尚且つ動きの前兆を確認すれば回避できたであろう____。
だがこの男は文字通り”耐えた”。もはや人間では無い。いや、”英雄” ”化け物”の類いなのだ....。










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