過去ログ - 後輩「先輩、やっぱりここにいたんですね」
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73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/10(月) 00:50:59.36 ID:XyWoQDJY0
後輩「お婆ちゃんに最低限必要な事を教えて貰ってから、私は初めて学校に行きました。そして気付きました。
   私がどれだけつまらない生活を送っていたかを。知ってから、急に怖くなったんです。あのままだったらどうなっていたんだろう、って」

男「……黙れ」

後輩「いいえ、黙りません。言ったはずです。我儘とわかっていますが、我慢出来ません。私は誰かが一人になる事なんて嫌なんです。絶対に許せません」

男「……」

後輩「先輩、私なんかを信じて欲しいなんて言いません。でも見ていて下さい。私の傍で、私がどんな人間なのか、先輩自身の目で」

男「……帰れ。お願いだから、帰ってくれ……」

 声が震えていた。

 すでに我慢の限界を越えている。

 腕で両目を塞いでも手遅れだった。

 見ないでくれ。

 無言でそう乞う事しか、男には出来なかった。


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