過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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108: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:56:18.55 ID:5NjTgzOY0
キュアハッピー「あれが……」
あかね「なんちゅうデカさや!?」
キャンディ「はやく集めたデコルを使うクル! そうすれば、きっと女王様がピエーロをやっつけてくれるクル!」
109: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:56:57.80 ID:5NjTgzOY0
翔太朗「そいつはジョーカーメモリじゃねえか!」
翔太朗はメモリをハッピーから受け取ると腰にベルトを巻いた。メモリスロットは一つ。荘吉から託されたロストドライバーだった。
翔太朗「これでレディを戦場に立たせないで済みそうだ」
110: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:57:24.69 ID:5NjTgzOY0
キュアハッピー「どうしたんですか? フィリップさん」
フィリップ「翔太朗! 今すぐ変身を解除して戻って来るんだ!」
キュアマーチ「ええっ、勝ってるのに?」
111: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:58:02.62 ID:5NjTgzOY0
仮面ライダージョーカー「やあ、また会ったね。キュアビューティ」
キュアビューティ「あなたはさっき倒したはず。いったいなぜ……」
仮面ライダージョーカー「保険ですよ。万が一、僕が負けた場合を考えて君たちのメモリに僕のバックアップを残しておいたんですよ。ジョーカーメモリは僕との相性が100%だからねェ」
112: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:58:35.16 ID:5NjTgzOY0
仮面ライダージョーカー「何を一人でブツブツ言ってるんです? そんなに死に急ぎたいのなら相棒の手で地獄に落ちなさい!」
ジョーカーは右手に黒い稲妻を纏い、飛びかかった。仮面ライダージョーカー必殺のライダーパンチがフィリップへ放たれた。フィリップはそれを避けようとはせず、ただ目をつぶって両手を広げた。
キュアマーチ「なんで避けないの!?」
113: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:59:12.09 ID:5NjTgzOY0
変身が解けた翔太朗は気を失ったまま倒れ、今度はフィリップが仮面ライダーに変身した。白と黒の対極的な配色に狂暴さがにじみ出る攻撃的なスタイル。フィリップ主導の仮面ライダー、ファングジョーカーの雄叫びが轟く。
仮面ライダーファングジョーカー「ウオオオオオオオ!!」
狂ったように暴れまわるファングジョーカーは、次々とドーパントやアカンベェに飛びかかり、牙と爪を突き立てる。目に映るモノすべてを獲物と判断し、見境なしに襲いかかっているのだ。
114: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 19:59:51.64 ID:5NjTgzOY0
フィリップ「ほら、翔太朗。意識が戻ったならさっさと起きたまえよ。キミ今、すっごくカッコ悪いよ」
翔太朗「いってて。め……面目ねぇ。それより、あのピエーロとかいうでっけーやつはどうなった?」
キュアビューティ「どうやら、そう簡単には倒れてくれないようですね」
115: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 20:00:22.61 ID:5NjTgzOY0
渇いた風の音だけが聞こえた。強張った体を緩め、翔太朗は恐る恐る目を開ける。
翔太朗「……」
自分が今、生きているのか死んでいるのか。思考が停止した状態で、ただ掌だけを見つめていた。
116: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 20:00:54.47 ID:5NjTgzOY0
フィリップ「行こう。翔太朗。急いでここを離れるんだ。逃げられるかはわからないが、できるだけ遠くへ」
翔太朗「……フィリップ。お前それマジで言ってんのか? そんなことできるワケねぇだろうが!」
フィリップ「馬鹿か君は!? 見ただろうさっきの一撃を! 今の僕らの力じゃどうしようもない!」
117: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 20:01:36.23 ID:5NjTgzOY0
翔太朗「すまなかったな。フィリップ。でもよ、やっぱ俺は行けねえ」
フィリップ「よく考えて出した答えなのかい?」
翔太朗「ああ。例え今ここで逃げたとしてもこのままあいつを放っておいたら風都だけじゃねえ。それこそ、世界がまるごとぶっ壊されちまう。それだけは絶対にあっちゃならねぇ」
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