過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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2014/11/10(月) 18:27:22.70 ID:5NjTgzOY0
 I・アカンベェの攻撃の前に飛び出したのはあかねだった。 
  
 翔太郎「危ねぇ! 逃げろ、あかね!」 
  
 あかね「逃げへん! 絶対に!」 
  
 あかねは花壇を庇うように両手を広げた。あれほどの冷気を一身に受けるのは自殺行為に等しい。それでも、あかねの表情は最後まで恐怖に歪みはしなかった。そして、超低温の息吹があかねを襲った。 
  
 みゆき「あかねちゃぁぁぁん!!」 
  
 立ち上る煙で何も見えない。ただただ、凍てつく空気が辺りを包んでいた。吐く息も白く、立っているだけで震えが止まらない。真っ白く覆われた視界の中で、俺は一筋の灯を見た。 
  
 あかね「大声出さんでも聞えてるわ。みゆき」 
  
 ニカッと微笑んだあかねは、まさしく太陽のようだった。 
  
 マジョリーナ「何故だわさ! 何故凍らないんだわさ! ……ハッ!?」 
  
 翔太郎「あれは、まさか!」 
  
 俺とマジョリーナは気付いた。あかねの手には赤いメモリが握られていることに。そして、俺はあの赤いメモリを知っている。 
  
 あかね「プリキュア! スマイルチャージ!」 
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