51: ◆YEtLYl4h6fE5
2014/11/16(日) 22:49:15.05 ID:Wd0XjsfBO
No.25 愛して
穂乃果達が始めたスクールアイドル活動とやら。
大会には出れなかったものの生徒の支持は大きく、穂乃果は生徒会長になり、
大会に向けて好成績を収めている……らしい。
にも関わらず、学校側からの支援は部活の範疇どころか今までと変わらないらしい。
穂乃果がお小遣いの前借りを頼んでいたのも見ているし、
見兼ねた妻がお小遣いとは別に、衣装代やらを少し支援しているのも知っている。
全国大会に駒を進めた今、もっと金が必要になってくるはずだ。
それはどの家庭も変わらないだろう。
ここはひとつ……少し出過ぎた真似かもしれないが、学校に直談判を行う事にした。
ー理事長室ー
穂乃果父「穂乃果達の頑張りは知っているだろう。
今、穂乃果達には活動資金が必要だ。少しでいい、支援してやってくれないか?」
理事長「学校側としては、これ以上あげられません。
それ以上の活動費は部費で賄う……というのが校則です」
穂乃果父「しかしな……穂乃果達がこの学校の廃校を救ったのも事実だ。
その点を加味してやるってえことはできねえのか?」
理事長「できません。それだけが廃校阻止の原因ではないかもしれませんしね」
穂乃果父「あんたなぁ……娘さんだってそのグループに入ってるんだろう?
もう少しこう、愛を持って……穂乃果達を愛してやったらどうだ?」
理事長「……愛してますよ。
少なくとも、グループ名も覚えていないようなあなたよりは、ね」
穂乃果父「……わかったよ。今日はもう帰る」
理事長「はいはい」
穂乃果父「今日は邪魔してすまなかった……出過ぎた真似をしたな」
理事長「ふふ、お詫びはサービス券で構いませんよ?」
穂乃果父「!……やれやれだ」
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