14: ◆2btSSIodo2[saga]
2014/11/11(火) 22:45:19.96 ID:gUzAXxG5o
天然っていうのはこうも恐ろしいものだったかしら。
きっと初めてだったのね、真姫。初めてのポッキーゲームで、相手の食べるスピードが尋常じゃなく速かったから──
ほら、見なさい凛。真姫の顔、真っ赤。
「凛。あなたが責任もって、ちゃんと部室まで連れてくること。わかった?」
「えぇー!? 凛だけじゃ無理無理! おぶってなんていけないし、起きたら絶対怒られちゃうにゃー!!」
「自業自得! 私はこれから生徒会室に行くから、また後で、部室で会いましょう」
「鬼ー!!」
音楽室の扉は無情にも閉められる。閉めたのは私だけど。
「真姫ちゃん真姫ちゃん」と必死に呼びかける声に後ろ髪を引かれつつも、再び生徒会室へと足を向けて。
「いいことが起こるって占いで出てたのにー! あんまりだにゃー!!」
脳裏に不安の波が押し寄せる。
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