6: ◆YEtLYl4h6fE5
2014/11/13(木) 01:48:04.58 ID:pxyYpehBO
昔のレシピに頼らず、一から試行錯誤を重ねていると、時間が飛ぶように過ぎて行った。
気づけばもう夕陽が差していた。いくつになっても、菓子を作るのは楽しいもんだ。
完成した菓子を見ながらそんなことを思った。
今日は俺にとっても良い息抜きになったのかもしれない。
「もうそろそろ帰ってくるか……」
ふと時計を見れば16時だった。そろそろ帰ってきてもおかしくない頃だ。
ガララッ
穂乃果「ただいまー!」
そら来た。菓子を持って行ってみるか。
受け取り拒否されたらお父さん泣いちゃうぞ。
「おかえり穂乃果。ほら、お父さん菓子作って……」
菓子を持って玄関に行くと、そこには穂乃果の他にもう一人。
金髪碧眼の少女の姿があった。
「あ、お邪魔します」
その子は礼儀正しくピシッとお辞儀をした。出鼻を挫かれた気分だ。
「お、おう。ゆっくりして行きな」
金髪碧眼……どこかで見たような。
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