過去ログ - 叢雲「拒否…ですって?」 提督「拒否…だと?」 大和「はい、拒否です」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/13(木) 22:25:11.05 ID:08LtSTFx0
このおばあさんは私達が始めて接触した民間人の一人だ。
昔、鎮守府が総力を上げて広報任務をしていた事がある。少しでも艦娘の事を知ってもらおうと言う目論見があったからだ。
最初の広報任務は近所のボランティア団体と共同での公園のゴミ拾い。その時に出会ったのがこのおばあさんだった。
その後も何度か会う機会があり、そのたびに飴やお菓子をくれ、孫のように可愛がってくれた。提督に止められたが、私たちにお小遣いを渡そうとした事もある。
その後、艦娘への感情は悪化の一途をたどるが、このおばあさんはずっと変わらずに私たちに接してくれた。だから私たちは頑張れた。

でも、それも終わりを向かえた、おばあさんがテレビのインタビューに答え「艦娘は怖い」「居なくなれば良いと思う」と発言しているところを見てしまったのだ。
このおばあさんすらも、私達を忌み嫌っていたのか?私たちに優しくしてくれたのは怖いからこそだったのか?
私たちは知らずにこのおばあさんに依存していたところがあるかも知れない。絶望の底に叩きつけられた気がしたし、瑞鳳にいたってはテレビの前で泣き崩れてしまった。

そして北大東島沖事件の時、帰投する私たちは梯子の上でおばあさんが待っているのを見つけた。民間人は立ち入り禁止のはずの場所で、だ。
今更何しに来たのか?怪我をした私を笑いに来たのか?民間船を守れなかった私を貶しに来たのか?


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