過去ログ - 叢雲「拒否…ですって?」 提督「拒否…だと?」 大和「はい、拒否です」
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492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/02(火) 23:10:21.88 ID:RXLnYG7Z0

会社の敷地外、そして会社も私の名前も出せない。となると、会社としてはどうしようもできない。
そして私が一人で帰るときに遭遇したらどうなるか?というわけで、部下や同僚が好意で私を送り迎えしてくれている。

一番良いのは私が県外に引っ越すことだろう。そうすれば彼らも流石に諦めるはずだ、しかし、転職となれば大事だ。
貯金はあると言っても県外への引っ越しは結構な出費だし、この不況の中、私のような中年、それも会社に悪影響を与え兼ねない風評をもった男を雇ってくれる所はあるだろうか?
有ったとしてもそうとうな給料の低下を考えなければならない、これから老後を考えたりしなければいけないのにそれはかなり辛い。
もし会社が支社や工場を持っていたら転属願いを出すと言う手もあるが…あいにく私は課長と言う中途半端に偉いポジションについてしまっている。
転属しようにも、会社もはいそうですかと私を飛ばせないのだ。

「…すまんな」

「いいっすよ、でも片付いたら課の全員に奢ってくださいよ?」

「あぁ、良い店を探しておくよ」

本当は全社員の前で土下座したいぐらいだった。しかし私は課長、良くも悪くもそれなりの数の部下を抱えている。
礼は言ってもへりくだる訳には行かないのがまた辛かった。





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