過去ログ - 叢雲「拒否…ですって?」 提督「拒否…だと?」 大和「はい、拒否です」
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629:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/06(土) 21:18:58.08 ID:AOvMdZxf0

「あの…すいません、通して…通してください!」
「ごめん!ちょっと通してくんない!?」

人ゴミを搔き分けて二人の小さな人影が出てきた、老婆と…その孫か?中学生ぐらいの女の子だった。

「ここから先は…」

「あの、わかって居ます、すぐ避難しますから…あの、これを、これを鎮守府の艦娘達に渡したいのですが…鎮守府には近付けなくて…」

老婆が手に持った物を私に見せてきた、見るとお守りのようなものが五個、握られていた。

「…申し訳ありません、我々と鎮守府は別系統の組織です、それをお渡しする事は…」

「そうですか…ではあなた達だけでもこれを持っていて下さい、お願いします」

「いえ…でも…」

私は公務員だ、市民から物を貰っても良いのか?しかし、この人はこんな危険地域にまでお守りを渡そうと持ってきてくれた、受け取らずに帰れというのは…

「わかりました、後で仲間達に渡しておきます…さ、おばあさんも早く避難してください」

「そだよばーちゃん、早くいこ」

「はい、隊員さん、気をつけて、無茶はしないでください…」

「…任せてください」

気がつくと周囲で響いて居た抗議の声は無くなっていた。





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