6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/14(金) 00:39:24.70 ID:uChPgUVpO
「ねえ、そこのおじさん」
私は内心神に祈った。天使のひとりが誰かに声を掛けたのだ。緊張が走る。
天使たちは酷く気紛れで、酷く力が強く、態度も大きい。
「無視すんなよじじい」
天使たちが耳障りな笑い声を上げる。大分酔っぱらっているようだ。クラブにいる一般将校たちは巻き込まれたくないからか、知らんぷりをしている。
「……何だね」
じじいと呼ばれた初老の少佐(呼びつけた天使は少尉である!)初老の少佐は屈辱と怒りで顔を真っ赤にしながら、努めて押し殺した声で彼女たちの方を向いた。
「あんたの部隊、全滅したんだってね」
「そうだ、貴様のお仲間が邪魔したせいでな」
あとから聞いたが、初老の少佐の部隊にはALの天使が要員としてひとり配備されており、彼女には部隊の行動に口出しする権利が与えられていた。そして彼女は素人だった。
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