過去ログ - まどか「安価で1人SS選手権!?」
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839: ◆U1SlTeutDQ[saga]
2015/01/13(火) 22:33:33.53 ID:YYOlaFXBo
>>826
56 なぎおり
密談
マミはとっても頼りになるのです。先輩だから、かっこいいから、みんなの相談役なのです。
だけど、そんなマミも……ちっちゃな女の子なのです。悩みの一つや二つ、あるのです。
だからわたしは『密談の部屋』を開きました。
なぎさは実績を積んでマミの相談相手になりたかっただけなのです。
『続いての迷える子羊さん、どうぞなのです』
「ボイスチェンジャーで声変えてるの?」
『懺悔室みたいなものだからなぎ……わたしが誰かわからない方がいいのです』
「……折角の配慮だけど、丸分かりよ」
なぎさも声でわかるのです。
カーテンの向こう側にいるのは織莉子。マミと同じ三年生。しっかり者さんです。
だけどなぎさは知っている。織莉子もまたマミと同じ繊細な心の持ち主なのです。
「実は……同居人のことで相談があるんです」
『キリカのことですね』
「……もう匿名性もへったくれもないわね」
それでもなぎさに密談を持ちかけてきた辺り、切羽詰まった相談なのでしょうか。
「実は……私、キリカのことが好きなんです」
『知ってるのです』
「……そうじゃないの。確かに、前から好きではあるけど……そうじゃないのよぉ」
ちょっ、カーテン開けちゃダメなのです。意外に自由だなこの人。
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