過去ログ - 「朝倉涼子って言います。宜しくお願いします」凄い美人がそこにいた。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 18:27:33.01 ID:lD9erjVj0
「……そ、そうかい。それで僕に相談って言うのはなんだい?悪いけど、デートプランや告白方法については相談に乗れないよ」

「ああ、お前がそう言うのに興味がないと言うのは知っている」

友人が小さく呟いた。

「………バカ」

「ああ、そうだ!相談したいのはその事なんだ」

「えっ!?」

「俺は現在のところ、何の社会性もない一介の高校生に過ぎない。それではダメなんだ。俺はこれから猛勉強を開始する。いや実際もうしているのだが、そうやって現役で国公立大のどこかに入る。志望は経済学部だ。そこでも俺は勉学に打ち込み、卒業時には第一席を獲得する。そして就職先だが、あえて国家公務員一種や超一流企業ではなく中堅どころの会社に職を得ようと思っている。だが俺はいつまでもプロレタリアートの地位に甘んじるわけではない。三年………いや二年であらゆるノウハウを吸収し、独立開業するつもりだ。そうやって自分の興した会社が軌道に乗るまで五年……いや三年で何とかする。その頃には東証二部に上場も果たし、年度ごとに最低十パーセントは利益を上げていく計画だ。それも粗利でだぞ。その頃には俺も一息つけるようになっているだろう。そこで、ようやくマイハニーを迎えに行く準備ができるんだ」

「な……なかなかに壮大な計画だね」

「この完璧な計画には一つ大きな落とし穴があってだな」

「一つ………なのかい?」

「ああ。知っての通り俺は勉強が苦手だ。そこで勉強のコツって奴を教えて欲しいんだ」

「まぁ、一緒に勉強する分には構わないんだけど……」

「いや!一緒に勉強する気はない!噂になると困るからな」


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