51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 20:32:03.78 ID:KTQuXUMDo
カル『まほさん』
まほ『何だ』
カル『どう言えばいいのか……』
まほ『私が“面白くなってきた”と話した意味が分かったろう』
カル『はい。冷泉選手は、あんなプレーを意図してやっているんでしょうか』
まほ『私に分かるものか』
カル『……』
まほ『あなたは、私があの選手を“不気味”と言った理由も分かったろう』
カル『はい……』
まほ『何をするか分からない。思ったとおりあんなプレーが出たな』
カル『……』
まほ『だが冷泉選手は、ただ棒立ちになっているだけではなかった』
カル『ただ立っているだけでは、なかった……?』
まほ『味方選手の居場所を常に意識し、その動きに合わせて自分の立つ位置を微妙に変えていた』
カル『それは、自分へパスを出す選手、そして自分が最終パスを供給すべき選手の…』
まほ『そうだ。トップ下という役割を完全に理解し、それを正確に実行していたんだ』
カル『さっき私たちは、冷泉選手を“不気味”と言いましたけど…』
まほ『大洗の選手たちにとっては不気味でも何でもない。彼女は極めて有能な、頼れる仲間だ』
カル『ではやはり、あのプレーも計算されたもので…』
まほ『それは本人に訊かないと分からない。今の我々に分かるのは結果だけだ。事実だけだ』
カル『仲間の選手が彼女を信頼し、彼女はその期待に応えた。そういう結果、事実ですね』
まほ『我々は所詮、部外者だ。ここの選手のことをどれほど調べようと限界がある』
カル『はい』
まほ『だが大洗の選手たちは冷泉選手の仲間だ。彼女のことを知っている。理解している』
75Res/83.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。