過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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112: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/06(土) 23:32:00.94 ID:bG7RJr3r0

大和田はそれを同意の言葉と解釈したが、さほど間を置かずにKAZUYAは続けた。


「――将来返す気があるなら、金は俺が工面してやってもいいぞ」

「は? おい……それマジで言ってんのか?」

「嘘を言ってどうする。俺ならそのくらい簡単に稼げるしな」

「いや、おかしいだろ。いくら生徒だからって、なんでそこまで……!」

「誰にでもしてやる訳ではない。お前なら真面目に返してくれそうだと思ったからだ」

「…………」


二人の視線が交錯する。先に視線を外したのは大和田だ。


「いや、でも……やっぱムリだ。そこまでやってもらっても
 俺の頭じゃ結局大して役立てないだろうし、行くだけ時間の……」

「そう言ってまた逃げるのか?」

「逃げる? 俺は別に逃げてるワケじゃ……」

「この俺が保証してやるが、お前は馬鹿なんかじゃない。今までやってこなかっただけだ」

「……!」

「だから、ちゃんとやり直せばある程度までは行ける。何も医学部に行けと言ってる訳じゃないんだ。
 大工だってな、今時は設計とか建築学とか色々知っておいた方がいいんだぞ?」

「んなこと言ってもよぉ、俺はなにがわからないのかもよくわからないレベルなんだぜ?」

「自分だけでは無理なら人に教えてもらえ。ここには勉強を教えてくれる友達がたくさんいるだろう?
 どうせ閉じ込められてやることもないのだし、みんなで勉強すれば有意義に過ごせるじゃないか」

「やけに押してくるな……」




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