過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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114: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/06(土) 23:58:57.85 ID:bG7RJr3r0

「寂しい世の中になってしまったな。……昔はそうでもなかったのだが」

「あんた、歳いくつだよ……」


十数歳しか離れていないはずなのに、今だけは何故かKAZUYAが壮年の男に見えた。


「ただ、そういう風潮が増えてきたのは事実かもしれないが、まだまだ世間は
 捨てたものじゃない。加奈高はとても荒れた学校だったが、熱心な先生が何人かいてな。
 ほとんどの生徒はちゃんと更正して、卒業後は真面目に働いている」

「センセイも加奈高のヤツらから慕われてたんだろ?」

「まあ、な……」


目に浮かぶのは別れの光景――


『センコォー! 待ってくれよォー!』

『俺達はあんたに……ずっとここで……!!』


ガッシャーン!

追いすがる生徒達を拒絶するかのように、KAZUYAは校門を固く閉ざした。


『この門は――境界線だ』


そう。KAZUYAは彼等を振り切って加奈高から去った。生徒達を危険な目に遭わせないために……


(……元気にしているかな)


懐かしい気持ちに浸りながら、二人はその後しばらく談笑した。


大和田の頭脳が少し上がった。パワーと度胸が上がった。器用さがかなり上がった。




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