過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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159: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/17(水) 21:27:21.99 ID:Lx6/+Yo70

誇張ではなく本当に徹夜してそうな所が怖い。


「うふふ、私の恋愛妄想歴から映画が良いという結論になったのよ! 万が一話が
 盛り上がらなくても映画なら会話に困らないし、観た後は感想とかを話し合えるしね」

「フム、成程。ちゃんと考えているものだな。デートの場所なんて考えたことがなかった」

「な、なにその投げやりな感じ?! こっちは命を懸けて考えてんのよ?! 馬鹿にしてんの?!」グギギ!

「あ、いや違うんだ! その……」

「好きな相手とだったらどこで何をしても楽しいのではないかと思ってな」


KAZUYAはただ思ったことをさらりと言っただけだったが、腐川は引きつった顔で黙り込む。


「…………」

(不味いな……また地雷を踏んだか?)

「それで、何を観たんだ? そもそも、君はどんな作品が好きなんだい?」


慌てて話を戻すと、何とか腐川は気を取り直して質問に答える。


「ほら、男はダイナミックなアクション映画が好きでしょ? だから名画座に鈴木清順特集を見に行ったのよ」

「ほぅ。鈴木清順が好きなのか。なかなか良い趣味をしているじゃないか。流石作家なだけあるな」

「清順美学がわかるの?! 何てことなの……ただ勉強が出来るだけのマッチョかと思えば
 私の小説の良さがわかったり鈴木清順が好きだったり、意外と芸術センスあるじゃない……!」キィィ

「…………(勉強が出来るだけのマッチョ……)」


この子はどうしていちいち発言に棘があるのだろうかと頭を悩ませながら、KAZUYAは話を続けた。


「……しかし、驚いた。今時、鈴木清順を好きな子がいるなんてなァ」

「どういう意味よ……?」

「え? いや、少し言いづらいが……今の子にああいったものは受けないんじゃないか?
 退屈というか理解出来ないというか、もっと言うとつまらなく感じてしまうと思うのだが」




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