過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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197: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/24(水) 00:39:01.61 ID:FKwSZVVX0

「これで目下の問題は全て片付いた訳だが、この先どう動くか君の意見を聞きたい」


腐川の件が終わり全員が復帰した今、KAZUYAは今後の方針をどうするか迷い始めていた。
ここらで一度、霧切の意見を聞いてみるのもいいかもしれない、と話を振ってみたのだが……


「……今まで通りでいいんじゃないかしら。特に私から言うことはないように思います」ツーン

「そうか……」


腐川の報告をした時とは打って変わり、霧切は少し素っ気なくなる。
ここまであからさまな反応を取られると、流石に鈍感なKAZUYAも気付いた。


(もしかして……拗ねているのか?)


思えば、霧切とはいつも業務的な会話ばかりだった。しっかりしているから忘れがちだが
彼女もまだ高校生なのだ。時にはそれを寂しいと感じることもあるだろう。


(……もっと普通の会話をしよう。何かないか?)

「話は変わるが、君はどんな本が好きなんだ? 腐川のお陰で、俺も最近読書に目覚めてな」

「好きな本? そうね、ミステリーやサスペンスが好きかしら」

「フム、確かに好きそうだな」

「ただ……私もここで腐川さんの小説を読んで、とても面白いと思ったわ。『磯の香りの消えぬ間に』と、
 『紐の青みの癒えぬ谷』は呼んだから、次は『おとといの家族』を読もうと思っています。他の本も
 気になるし……フフッ、もしかしたら監禁されている間に全部読破してしまうかもしれませんね」

「もしかして好きなのか? 恋愛小説が」


少し意外に感じてそう言ってしまったが、霧切は心外と言った様子で返す。


「あら、いけなかったかしら?」

「いや、そんなことはないが」




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