過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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224: ◆takaJZRsBc[saga]
2014/12/28(日) 23:04:25.33 ID:+IS8xoh00

K「…………」

苗木「…………」

石丸「…………」


結論から言うと、当然だが始めは上手く行かなかった。

二人が何度も失敗するのでKAZUYAの腕は次第に赤黒い血腫だらけになり、それに伴い口数も減っていった。


苗木「あの、すみません……」

K「気にするな。始めは誰でもこんなものだ」

石丸「はい……」


KAZUYAは眉一つ動かさず顔には一切出さないが、痛みをこらえているのは二人も薄々感じていた。


苗木(僕は怖がって刺し方が甘く、針が血管まで到達しないことが多かった。逆に
    石丸君は勢い余って血管を貫通したり、見当違いの所に刺すことが多かった)

苗木(僕達が共通で失敗するのは『血管に逃げられること』。針を刺した時の僅かな振動で血管が
    動いて刺しそこねてしまうんだ。折角上手く刺さったのに途中で針が抜けたりとか……)

苗木(あと、先生の血管てかなり頑丈だよね。勢い良く刺さないとこれまた血管が逃げちゃう。
    本当に難しい……今更ながら、健康診断の時の看護婦さんには頭が下がるよ)

石丸「…………」ドキドキ

K「……(ピキッ)! 引けッ!」

石丸「ヒッ! は、はいっ!」サッ!

K「…………」


KAZUYAは一瞬険しい顔をすると、何かを確かめるように拳を開いたり閉じたりしている。


石丸「…………」ガクガク

石丸(ま、まさか神経を傷付けてしまったのではっ……?!)

苗木「先生……?」タラッ




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