過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
1- 20
294: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/01/18(日) 00:01:38.81 ID:Sj8OZbgW0

一階に戻る途中、KAZUYAは腐川のことが気になって図書室に寄ってみた。


― 図書室 PM2:43 ―


「あ、西城……」


腐川はKAZUYAを見つけると一瞬驚いた顔をするが、すぐにまたいつものいじけた表情に戻る。


「白夜様ならここにはいないわよ……今日は気分じゃない、とお部屋に戻られたわ」

「ん? 何故十神の名前が出るんだ?」

「ハァ? 何でって……わざわざ図書室に来たんだから、白夜様に用があったんでしょ?」

「いや、俺は君の様子を見に来たのだが。本当に元気になってくれたようで安心した」


そう言ってKAZUYAが笑いかけると、腐川は持っていたやたら重そうな文学書を落とす。


「ッ……?!」ドンッ!

「大丈夫か?! 今、本が足に……」

「へ、平気よ。このくらい……それにしても何なの?」

「何がだ?」

「ア、アタシが部屋から出ても優しくするなんて……一体何が狙い?」

「? 狙いなどない。ただ君が心配だったからだ」

「そ、そんなことある訳ない。アタシみたいな性格のねじくれた陰険ブスに
 優しくするなんて……アタシは親にさえ愛されたことなんてないんだから……」

(……どうも、両親に鍵があるようだな)

「前にもそんなことを言っていたが……その話、聞かせてもらっても良いか?」

「ふん、アタシが何でこんな捻くれた性格なのか知りたい訳ね……。いいわよ、教えてあげる」


そして腐川は語り始めた。彼女のあまりにも特異な出生について……




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/658.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice