過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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297: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/01/18(日) 00:22:15.17 ID:Sj8OZbgW0

『しかし不思議なのは……今まで腐川に酷いことをした男を殺してきたのに、
 君達が最も憎んでいるはずの父親は殺さないんだな?』

『……オヤジなんて萌えるワケないじゃん。それに――別に憎んでるワケじゃねーのよ』

『憎んでいる訳ではない?』

『ちょ、まさかここから先もアタシに言わせる気? 察しろよ!』


一連の会話を思い出し、当時と同じようにKAZUYAは考え込む。


(俺には……何が出来る? 何をしてやれる?)


KAZUYAが黙り込んでしまったために、腐川はその場に所在なく立っていた。


(……さっさと諦めて、仲良しグループの所にでも行けばいいのに……何で帰らないのよ……)


それはこの男に深い愛情と誠意があり、心底腐川を助けたいと思っているからだとわかっていたから
怒鳴って追い返したりはしなかった。黙って待つ代わりに、彼女は彼女で朝の出来事を思い返していた。



               ◇     ◇     ◇


朝食会の後、女子達は自主的に腐川の元にやってきて励ましてくれたのである。
嬉しかったが、素直ではない腐川にとってこそばゆい親切でもあった。


朝日奈「大丈夫だって! みんなもう気にしてないからさ。元気出しなって!」

腐川「そんな訳ないでしょ……これだからスポーツ馬鹿は……」

舞園「殺人未遂なら私や大和田君もやってますし、腐川さんだけではありません。元気を出してください」

腐川「あ、あんたねえ?! アイドルが実は未成年飲酒やタバコ吸ってましたって
    レベルの話じゃないのよ?! 犯罪よ?! それも人殺し?! わかってんの?!」

舞園「わかってますよ?」




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