過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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353: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/02/09(月) 00:05:30.08 ID:ml4qgK980

舞園「ではまた今度一緒に入りましょうね」

男子「…………」

江ノ島「あ、うん! じゃあまた……」

江ノ島(うう、助かったけど男の子の前でこういう話をされるのは恥ずかしい……)


空気を読む女子達に助けられたが、江ノ島の胸中は複雑であった。



― 大浴場 PM5:17 ―


複数の水音が広い大浴場に反響している。
そこにはこの世の楽園と見まごう光景が広がっていたのだが、今回は描写を割愛させてもらう。

シャワーを浴びながら、舞園さやかは横にいる霧切に声をかけた。


「霧切さん、手袋はまだ外せないんですか?」

「そうね。ドクターに植皮してもらって以前とは比べ物にならないほど綺麗になったけど、
 まだ色が落ち着かなくて。安定するのに最低でも三ヶ月はかかるから当分は無理じゃないかしら」


霧切ともよく話す舞園は、彼女が火傷を隠すために手袋をしていたことも
KAZUYAから密かに皮膚移植の手術を受けたことも聞き知っていた。


「あなたこそ、手は動くの?」

「……あれ? バレてました?」


舞園は一月ぶりにギプスから開放された自身の右手を真っ直ぐ伸ばす。

いや、――曲がらないのだ。



               ◇     ◇     ◇


今朝の医療実習の前に、舞園は保健室に呼び出されKAZUYAの診察を受けていた。
横では石丸がKAZUYAの診察の様子を熱心に記録し、苗木が助手代わりを務めている。


「レントゲンがあればいいんだがな」




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