過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
1- 20
613: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/04/19(日) 23:53:23.81 ID:GtY0GB450

― 美術室 AM11:15 ―


職員室から戻る途中、KAZUYAは美術室に立ち寄った。


(アルターエゴの一件から山田とは少し疎遠になってしまっている。一応、一日一回なら
 面会してもいいと言ったのだが、俺が側にいるのが嫌なのか一度も言い出さなかったしな)

(……少し、様子を見ておいた方がいいか)


ガラッ。


「山田」

「西城カズヤ医師ですか……」


KAZUYAが何か言うよりも早く、山田は聞こえるか聞こえないかわからないくらいの
小声で囁く。研ぎ澄まされた聴覚を持つKAZUYAは、それを一言も聞き漏らさずに頷いた。


「彼女はお元気ですか?」

「……問題ない」コクリ

「そうですか。僕がいないから、さぞかし寂しがっているでしょうなぁ」

「…………」


機械に寂しいという感情などあるはずがない。よしんばあったとしても、友人と数日
話さないくらいでいちいち悲しみにくれたりはしないだろう。相手が機械だということも
問題だが、既に恋人気取りの山田に対して……KAZUYAは薄ら寒い感情を覚えていた。


(……俺がアルターエゴを預かったのは正解だったかもしれない。今の山田も流石に……人殺しまでは
 しないと思いたいが、アルターエゴを使って何か吹き込めば簡単に行動を操ることが出来るだろう)


頭の良い十神やセレスなら、それを利用して何か企むことも可能だ。いや、頭が悪くても
モノクマが一言囁きさえすれば簡単に思いつく。これを利用しない手があるだろうか。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/658.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice