過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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858: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/07/21(火) 01:29:54.31 ID:F11QxauJ0

目を逸らしながらも、大和田はちらちらと山田の剥き出しの脳を見る。
マスクをしていても尚鼻を刺激する、強烈な血の臭いと悪臭で気分が悪かった。

ジュッという何かが焦げる音がする。KAZUYAは既に電気止血器を下ろしていた。


K「吸引器」

不二咲「はい」


KAZUYAの指示に呼応し、不二咲は吸引器をKAZUYAに手渡す。


K(流石不二咲だ。初見の機械でも問題なく使いこなせている。何よりスピードを求められる
  この手術を俺一人で全てこなすのは正直辛かったから、補助があって助かった……)

K(だが、山田の傷は……)


ピッピッ……ピッピッ……ピッピッ……ピッピッ……


K(…………)

K(……今はオペに集中しよう)


止血と吸引を終え硬膜を閉じ、KAZUYAは外した頭骨を戻して傷を丁寧に縫い上げている。


K「よし! 山田の処置は終わった。安広の方に移るぞ!」


KAZUYAは身を乗り出して傷を確認し、苗木は後ろに下がってKAZUYAに譲った。


石丸「……あの、どうでしょうか」

K「止血は問題なく済んでいる」

石丸「フゥ、それは良かっ……」

K「続きだ。壊死した腸を切除しろ」

石丸「えっ?!」


後は全てKAZUYAが引き継いでくれるものと思って安心していた石丸の顔が引き攣る。




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