過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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989: ◆takaJZRsBc[saga]
2016/01/17(日) 01:17:01.13 ID:9TNNEeQz0

モノクマ「超高校級の風紀委員である石丸清多夏君のために――」

大和田「待てよ! 待てって!! 俺はまだアイツからなにも聞いてねえんだぞ?!」

モノクマ「スペシャルなオシオキを――」

大和田「犯人にしろ違うにしろ、こんなの納得できるか!!! おい!!」

モノクマ「――用意しました!」

大和田「だから! 待てっつってんだろうがアアアアアア!!!!!」


モノクマが無慈悲にハンマーを振り下ろすと、オシオキ開始のボタンが押された。
奥から現れたモノクマ達に従うように石丸が歩いて行く。

大和田は暗闇に消えていく友に叫んだが、その言葉が届くことは遂になかった――。


               ◇     ◇     ◇


大通りで盛大なパレードが行われている。

といっても、建物は張りぼてで道路の両脇にいる通行人はみなモノクマだ。
作り上げられた異常な熱狂の中、街宣車に乗って観客に手を振っている男がいる。


「…………」


胸にかけられたタスキには石丸清多夏首相就任記念と書かれていた。
そう、これは石丸の首相就任記念パレードなのだ。

――勿論、嘘っぱちである。


「…………」


焦点の合わない目を忙しなく動かし、石丸は周囲を見渡していた。

彼は未だ夢を見ている。けして叶うことのない夢を……


(……違う)


しかし、石丸は心の中で否定した。


(これは、現実ではない……)


彼が観客に向けて振っている手には鎖が巻きつけられている。無理やり振らされているのだ。




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